みなさん、こんにちは。
この記事を読んでいるあなたは、こんな悩みをお持ちじゃないですか?
マンションでもリフォームで部屋が増やせるのかしら?
マンションの部屋を増やすって、どんな方法があるのかしら?
この記事を読むことで、次のことがわかります。
そんな私は、
皆さん、こんにちは。
福子です。
福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。
ねえねえ福子さん、小雪ちゃんは一人部屋?
女の子だし、お年頃だから個室は必要なの。
そうよね。
わが家もそろそろ個室を用意したいのよ。
小雪の友達のママが、子ども部屋のことで悩んでいます。
友達が住んでいるのは2LDKのマンションで、3歳違いの姉妹で同じ部屋を使っているのだそうです。
最近は部屋が原因でよくケンカしてるのよ。
例えばこんなことがあるわ。
- 姉は勉強に集中したいけど、横の妹が気になる
- 妹が友達と部屋で遊んで、姉の持ち物を触っていた
- 姉妹の就寝時間にズレがある
- それぞれが一人の時間を欲しがるようになった
やっぱり、そろそろ個室が必要ね。
子どもの成長につれて、個室が必要になることもありますよね。
部屋が原因で仲良し姉妹がケンカばかりなんて、親としても避けたいところです。
また、在宅ワークが増えてリビングで仕事をするのも限界だと感じている方や、趣味のための個室が欲しいという方にもオススメの内容です。
というわけで、今回はマンションの部屋を増やすリフォームについて紹介します。
マンションの部屋のリフォームは管理組合に届出が必要!
マンションのリフォームには注意することがあるのよ。
管理組合に相談すれば小さな不安も解消できる
マンションは管理規約があるため、リフォーム可能とされている専有スペースでも、勝手にはリフォームができません。
どんなに小さなリフォームでも届出が必要になります。
工事と言えないくらいのDIYも届出が必要?
最近はDIYグッズも豊富で、壁や床を傷付けることなく自分でリフォームすることができます。
これくらいはいいんじゃないの?と考えることもありますよね。
管理規約や届出の必要性は、マンションの管理組合によって異なります。
モヤモヤしたままリフォームに取りかかるのではなく、まずは相談をしてみましょう。
何ごとも自分で判断できないわ!
管理組合にきちんと相談していれば、安心して部屋を増やすリフォームができます。
マンションのリフォームでは避けられない管理組合や管理規約。詳しくはこちらの記事が参考になります。
マンションで部屋を増やす方法はスペースを”仕切る”か”作る”
マンションは一戸建てとちがって、増築することはできません。
一戸建てなら、テラスをリフォームすることもできるのよね。
テラスを部屋にリフォームする方法ついて、こちらの記事が参考になります。
マンションの場合はこの方法!
- 部屋を仕切る
壁や間仕切りを使って部屋を増やす - 室内に新しくスペースを作り出す
ロフトを作る・押入れを部屋に変える
限られた空間を上手に使うんだね。
部屋を増やすリフォームには設備を整える工事も必要
部屋には以下の設備が必要です。
- 窓
- 入口ドア
- 照明
- エアコン
- 収納
- コンセント
ただ単に部屋を増やせば良い、というものではありません。
部屋の数が増えれば、それだけ必要な設備も増えることになります。
窓のない部屋は、健康に配慮して換気や採光の工夫が必要です。
コンセントや照明、エアコンを増やすなどの工事費もリフォーム予算に入れましょう。
うっかり見落とさないように!
こちらの記事には、快適なワークスペースを作る方法が解説されています。
仕切って部屋を増やす!ライフスタイルに合わせて方法を選ぶ
部屋を仕切るってことは、壁を新しく作るってこと?
部屋を仕切って部屋を作ると聞けば、壁をイメージする方も多いのではないでしょうか?
実は、部屋を仕切る方法は色々あるのよ。
部屋をガッチリと仕切るか、見た目だけ仕切れていれば良いのか、将来的に仕切りを撤去する予定はあるか・・・などライフスタイルに合わせた方法を選びましょう。
壁を新設するリフォームで完全な個室を作ることができる
メリットは3つ!
- 完全な個室を作ることができる
- 防音効果がある
- プライバシーを守れる
壁を作るのは少し大がかりなリフォームになりますが、完全な個室ができるのは嬉しいですね。
注意点は3つあります。
- 管理規約の制限を受ける可能性がある
- 撤去する場合にも工事が必要
- 壁の圧迫感で部屋がせまく感じる
マンションの規約や構造上、間取りを変更できないというケースもあります。
マンションの間取り変更のリフォームについて、こちらの記事が参考になります。
工事費用の目安は13万~40万円!
壁を新設する工事費用を表にしました。
壁の新設 | 13~15万円 |
入口ドアの取り付け | 11~13万円 |
電気工事 | 5~7万円 |
エアコンの配管工事 | 4~5万円 |
壁のみを作る場合と、電気工事や配管工事などを伴う場合で工事費用は大きく変わります。
せっかくだから、本格的に内装もリフォームするのもいいよね。
こちらの記事には、内装リフォームの種類や費用について詳しく解説されています。
完全に個室を作れるのは魅力的ね。
でも、間取りが変えられない場合もあるよね。
大丈夫!他にも方法はあるわ。
可動式家具なら間取りに自由が生まれて部屋を増やすことが可能
画像引用元:南海プライウッド
これはキャスターを装備したクローゼットです。
クローゼットの中には、ハンドルが設置されています。ハンドルを回すと底にあるキャスターが出てきて、クローゼットを床から持ち上げてくれます。
移動と固定が簡単なので、状況に合わせて配置を変えることができます。
メリットは3つ!
- 間仕切りと収納の両立
- 移動がスムーズにできる
- 耐震性に配慮した商品も多く、安心して使用できる
天井まで高さのあるクローゼットなので収納力は抜群です。
部屋の真ん中に設置して完全に空間を仕切ったり、壁面に寄せて一部屋にしたりと自由に動かせるので、部屋の使い方が広がります。
注意点は3つあります。
- 移動させる頻度を考える必要がある
- 大きな家具なので、圧迫感がある
- 防音性に欠ける
移動が簡単にできるのが可動式家具の魅力です。
もし動かす予定があまりないのなら、普通のクローゼットを購入する方が安くなります。
また、壁の部分が収納スペースになるので、壁よりは音が漏れやすくなります。
可動式家具の費用は5万~40万円!
画像引用元:roomclip
市販品の可動式家具を購入すれば、費用を抑えることができます。
素材や大きさによって費用は大きく変わりますが、中にはオーダーメイドのみで、一般家庭に直接は販売されていない商品もあります。
クローゼットの棚や引き出しなどを自由に組合せるタイプは、高額になっています。
スライディングウォールなら好きなタイミングで部屋を仕切れる
スライディングウォールって何?かっこいい響き!
こういう動かせる間仕切りのことよ。
画像引用元:roomclip
スライディングウォールとは、天井に設置したレールに吊り下げるパーテーションのことです。
レストランや結婚式場の仕切りでもよく使われていますが、おうち空間にもしっくりくるデザインや素材がたくさんあります。
メリットは3つ!
- 開閉が自由にできる
- 壁の新設工事より費用が安い
- デザインや素材が豊富
スライディングウォールを設置するメリットは、好きなタイミングで部屋を仕切れることです。
圧迫感を和らげるガラス戸にしたり、和室との仕切りなら木の扉を選んだりと用途や好みに合わせて素材を選べるのも嬉しいポイントです。
特に、リビングを仕切って部屋を増やす場合にオススメの方法です。
工夫次第で使い方が広がるね。
例えばこんな風に!
- 子どもが小さい時には目が届くように開けておき、成長とともに閉めきる
- ふだんは開放して広いリビングとして使い、来客時には閉めておく
- 子どもが独立して部屋が不要になったら開放する
注意点は2つあります。
- 防音性に欠ける
- 開放時はパネルを置くスペースが必要
スライディングウォールは、レールとパネルの間にわずかな隙間ができるので、部屋の音が漏れてしまいます。
また、開放時にはパネルの存在が邪魔に感じることがあります。
取り付け工事費の目安は25万円
一般的なウォールドアを取り付ける費用は、約25万円が相場です。パネルの素材やデザイン、厚みによって費用が変わります。
また、壁を撤去して取付ける場合は約50万円が目安になります。
アコーディオンドア・カーテンの設置なら低価格で部屋を仕切れる
ええっ!急に昭和の響きなんだけど・・・。
最近は、おしゃれなものが多いのよ。
Instagramでもよく見かけるわ。
画像引用元:Amazon
アコーディオンドアやアコーディオンカーテンとは、楽器のアコーディオンの蛇腹部分のようになっている仕切りです。
手軽に設置できるので、引き戸の代用品として昔から使われています。
20~30年前に流行したので、「実家にあったわ!」という方も多いのではないでしょうか。
最近ではデザインや素材も豊富になり、マンションの部屋にも似合うアイテムになっています。
メリットは5つ!
- 開閉が自由にできる
- 比較的安い費用で取り付けができる(DIYも可能)
- 蛇腹状で使わない時はコンパクト
- 色柄が豊富で部屋に合わせやすい
- 突っ張り式なら部屋を傷付けない
ビスを打ちこむのが気が引けるマンションに、突っ張り式で取り付けられるのは嬉しい点です。
パタパタと折りたためるので、使わない時も視界の邪魔になりません。
注意点は3つあります。
- 防音性は壁よりは劣る
- 強度は高くない
- 現物を見て購入できる場所が少ない
スライディングウォールに比べると強度が劣るので、ぶつかりやすい小さな子どもや、ペットがいる家庭は要注意です。
また、販売店舗や展示場などが少なく、実物を確認できないのも心配な点です。
実物のイメージがつかみにくいのは、通販の服と同じだわ。
取り付け工事費の目安は2万~5万円!DIYなら1万円以下も可能
商品の種類や大きさにもよりますが2万~5万円が目安です。
布地のカーテンを選べば1万円以下の商品があり、より手軽に部屋を仕切ることができます。
ところで、ママ!
アコーディオン型の仕切りは襖が進化したものなんだよね。
そしてさらに、襖を壁に進化させることができるのよ。
襖から壁にリフォームする方法について、こちらの記事が参考になります。
パーテーションで仕切ればリフォーム工事なしで部屋を増やせる!
小さな工事もしたくないのよね。
それなら、パーテーションはどうかしら?
収納付きなら子ども部屋にぴったりよ。
画像引用元:Amazon
パーテーションには置くタイプと突っ張って固定させるタイプがあります。
スペースの限られたマンションには突っ張るタイプがオススメです。
メリットは3つ!
- 自由に部屋を仕切れる
- 撤去も簡単にできる
- 高さや機能が豊富
設置する場所を選ばず、移動も簡単にできるので部屋の模様替えも自由です。
収納付きのパーテーションならスペースを有効活用することができ、収納棚が付いていないシンプルなパーテーションは、設置するだけで簡易的な壁になります。
サイズも豊富なので、子どもの成長や用途に合わせて選ぶことができます。
注意点は5つあります。
- 防音性に欠ける
- 突っ張るタイプは斜めの天井には使えない
- 転倒に注意が必要
- 天井や床の近くに隙間ができる
- 購入先はネット通販が中心
他の方法に比べると簡易的な仕切りになり、音や光は漏れてしまいます。
個人のスペースを見えないように隠す程度のものと考えましょう。
また、しっかりと設置をしないと転倒の危険があります。
天井の形状によったら突っ張れないこともあるみたい!
パテーションの費用は1枚1万円~
素材にこだわらなければ安いパーテーションは多くあります。
ただ、安いパーテーションは1枚当たりの横幅は60cmの商品が多く、部屋全体を仕切るなら複数購入する必要があります。
安い!と思ったら、高さが低いタイプだったりもするね。
どうしてもネット通販で買うことが多いから、商品選びは慎重にね。
マンションの空間を最大限に活用してスペースを作る
スペースを作ると言っても、増築はできないのよ!
今ある空間を最大限に活用するの。
ロフトで頭上の空間を部屋にリフォーム!工事費用は50万~100万円
マンションの天井高(床から天井までの高さ)は2.4mが標準ですが、新しい物件の中には3m以上という場合もあります。
高い天井に憧れて入居したけど、なんだか上のスペースがもったいないな・・・と思われているなら、ロフトを考えてみてはいかがでしょうか。
こんな人にオススメです。
- 天井高が3ⅿ以上
- メゾネットタイプ(階段で繋がった複層階あるタイプの間取り)
- 部屋を上下に分けて空間を活用したい
- 収納部屋を増やしたい
ただし、建築法やマンションの管理規約、構造など多くの条件をクリアする必要があります。
マンションにロフトを作るリフォームについて、こちらの記事に詳しく解説されています。
ロフトのある部屋ってワクワクするわ。
でも、高額だし決心がつかないかも・・・。
確かに勇気がいるわよね。
では、押し入れをリフォームするのはどう?
押入れはリフォームで小さな部屋に大変身!
画像引用元:roomclip
押入れと言えば、ドラえもんの寝床だからね!
使えるスペースだよね。
笑うセールスマンでも『押入れ男』って話があったわね。
パパにつられてマンガの話が始まりそうでしたが・・・。
こんな風に、押入れの中で過ごすというのは身近な発想でもあります。
みなさんの家の押入れは、使わない物をとりあえず入れておく場所になってはいませんか?
奥行きのある押し入れは、作業スペースに大変身させることができます。
本当に押入れだったの?って思う事例もたくさんあるよね。
マンションの場合は、押入れの中段を撤去せずに利用しましょう。
押入れのリフォームには床の補強と結露対策が必要になります。
床の補強や結露対策だけを業者に頼んで、DIYするのもいいね。
それなら、1万5,000円~3万円くらいでリフォームできるわ。
押入れを部屋にリフォームする方法について、こちらの記事が参考になります。
【番外編】マンションでも簡単に部屋を増やせる便利アイテム4選
マンションの場合、リフォームの相談や届出などで、部屋を増やすまでに時間がかかります。
もう一刻も早く個室が欲しい!という方に、簡単に個室スペースを作れるアイテムを紹介します。
プライバシーテントで手軽に部屋を増やす
室内にテントを張って楽しむ「おうちキャンプ」が話題になりましたが、簡単に個室スペースを作れるテントもあります。
テントなら必要な時だけ個室スペースが作れる
パソコンデスクと椅子がちょうど入る大きさのテントです。
使わない時にはたたんで収納ができるので、好きな時に個室スペースを作れます。
内側にS字フックをかける部分もあるわ。
画像引用元:Amazon
暗闇空間を作れるテントで集中力アップ
光を通しにくい素材のテントで、より集中して作業することができます。
メッシュ窓が付いているので明るさの調整も可能です。
いいアイディアが浮かびそう。
画像引用元:Amazon
ボックスで室内にコンパクトな部屋を増やす
マンション住まいに嬉しい!特殊なダンボールボックスで防音対策
イベントのカラオケスペースとして開発され、防音効果が非常に高い商品です。
ダンボールという手軽な素材で組み立ても簡単です。
遠慮なくカラオケができて、ストレス発散!
画像引用元:Kanda Package Shop
工事ができない物件にオススメ!高機能なボックスで部屋を増やす
可動棚やLEDライトなどの設備があり、コンパクトながら機能性が高くなっています。
手の届く場所に必要な物を収納できるので、作業や勉強がはかどりそうです。
別売りのラックを買えば、収納量が増やせるよ。
画像引用元:COZYROOM
まとめ
今回は、マンションの部屋を増やすリフォームについて紹介しました。
1つは部屋を仕切る方法!
- 壁を新設する
- 可動式家具を使用する
- スライディングウォールを設置する
- アコーディオンドア・カーテンを設置する
- パーテーションを設置する
次に、スペースを作り出す方法!
- ロフトを作る
- 押入れをリフォームする
リフォームに不可欠なのはこちら!
- 管理組合に相談や届出
- 部屋に必要な設備を確認する
個室スペースを作れるアイテムも紹介したよ。
部屋を増築できないマンションでも、空間の使い方を工夫することで部屋が増やせます。
子どもの成長や家族の要望に合わせて、個人の時間を大切にできる部屋を作りましょう。
ストレスを減らせば、家族みんな仲良く暮らせるわ。