みなさん、こんにちは。 この記事を読まれているあなたはこんな悩みをお持ちじゃないですか?
この記事を読むことで、 次のことがわかります。
そんな私は、
皆さん、こんにちは。
福子です。
福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。
最近、パパも在宅勤務が増えて、家で仕事をする時間が多くなりました。
唯一、テーブルがあるリビング!!
昼間は、私が用事をしてバタバタしているし、夕方には、子どもの友達が遊びに来ることもあります。
仕事を集中してこなしたいパパは、みんなが寝静まった夜中のリビングや寝室でこなしていたのが、とてもかわいそうでした。
実家の母に相談したところ、「襖で仕切ってる物置部屋を、部屋にリフォームしてあげなさいよ~」と言われました。
さっそくパパに提案したところ
かなり、嬉しそうだったので、二人でワークスペースのリフォーム方法について、いろいろ調べてみました。
襖を間仕切り壁にして”個室”か”オープン”タイプにリフォーム
大きな部屋を分けて利用したいときに、設置するのが間仕切り壁です。
自宅でも集中して仕事をしたいなら、個室タイプの固定型間仕切り壁にリフォームするのがオススメです。
他に、防音などは劣りますが、オープンタイプの可動式間仕切り壁にリフォームする方法があります。
間仕切り壁をフルオープンにしている時は、開き戸のように出入りすることもできるので便利です。
個室タイプの間仕切り壁は防音効果で集中力UP!
間仕切り壁の内側に吸音材を入れるだけでも、リフォーム前より防音効果が期待できます。
さらに高い防音効果を希望するなら、鉛シート、石膏ボード、合板など遮音することで、音漏れを防ぐ方法もあります。
防音室を設置するには、こちらの記事が参考になります。
完全に壁を設置して扉を取り付ける
間仕切り壁を設置したことで必要となるのが、部屋の出入り口となる扉です。
また、間仕切り壁に設置した後も和室の雰囲気を残したいなら扉は、引き戸がオススメです。
間仕切りを引き戸にして半個室として利用する
仕事は、集中したい!!ですが、家の中で孤立するもの寂しいときもあります。
独りぼっちは寂しい・・
そんなときは、家族の温もりを感じたいとき、間仕切り壁が開閉できる引き戸や引き込みドアを選ぶのもオススメです。
扉をフルオープンして部屋を広く使いたい場合にはとっても便利ですね!!
オープンタイプの間仕切り壁で光熱費を軽減!
間仕切り壁をオープンタイプにすると光熱費を軽減することができます。
例えば、部屋を間仕切り壁で分けてい場合にフルオープンして部屋を1つにします。
そうすると、1台の冷暖房で部屋の温度を一気に温めたり、冷やしたりすることができます。
また、間仕切りは、取り外しが自由なので、簡単に部屋のレイアウトを変えることができます。
間仕切り壁
部屋の広さを変更したい時、オープンタイプの間仕切り壁の場合、開放することで部屋を広く使うことができます。
間仕切りドア
間仕切り壁のドアをガラスや半透明のものを選ぶ理由は、採光のためです。
部屋に明かりが入ることで部屋が明るくなって心地よい空間が生まれます。
パーティション/パネル
オープンタイプの間仕切りとしてよく使われるのが、パーティションです。
パーティションの種類は3種類があります。
衝立で間仕切りする可動式間仕切り”ローパティション”
ローパティションは、パーティションと天井の間に空間があるため、お互いの気配を感じつつ空間を分けたいときに利用します。
また、低価格で簡単に連結や設置ができます。
床から天井を間仕切りする”ハイパーティション”
ハイパーティションは、静かさが求められる会議室や、完全にスペースを分けたい場合に利用します。
設置については、専門の業者に工事依頼が必要なため、会社で使用する場合は、ドアや電子錠を取り付けたりするものもあります。
また、ローパーティションよりも防音性が優れています。
キャスター付きで便利な”移動パーティション”
移動パーティションは、キャスターが付いているため簡単に移動ができます。
ロールスクリーン
ロールスクリーンの利用方法は、必要な時だけ部屋を間仕切りして使うのに便利です。
ロールスクリーンの種類は5種類があります。
自動で巻き上がるプルコード式
プルコードを真下に引いてから手を離すことで、バネの力で自動的に巻き上がります。
途中で上がるのを止めたいときは、少し真下へ引くことで止めることができます。
セーフティ機能が付いていて安心なチェーン式
チェーンを引くことで、スクリーンの高さを調整します。
小さな子どもにチェーンが絡まらないためのクリップや、通常以上にチェーンに負荷がかかった場合に、チェーンが分割されるセーフティ機能が付いています。
電動式
離れていても、リモコンで操作ができます。
また、手の届かない大きな窓や高さのある窓にはオススメですが、費用はやや高くなります。
プルハンドル式
スクリーン下部のハンドルを持って上げ下げすることができます。
下げるときは窓の上まで手を伸ばす必要があるのが欠点です。
ワンタッチチェーン式
チェーンを少し引っ張ると自動で巻き上がるため、立ったままでの操作が可能です。
スマートコード式
ロールスクリーン横にある棒を使って、立ったまま操作が可能です。
大型・標準・小型タイプのものがあり、生地の種類が豊富なので、オシャレなレースなど設置すれば部屋の中も華やかになります。
ロールスクリーンを間仕切り壁にするものいいかなー
間仕切り壁にリフォーム!ワークスペース設備を考えよう
働き方改革以降、自宅で仕事をする人が多くなりましたね。
自宅で集中して仕事をしたい場合、当然、欲しくなるのがワークスペース!
急なテレワークもワークスペースがあれば、上司や同僚に生活環境を見せることなく、会話も弾みます。
自宅にワークスペースをつくることは、仕事の効率化にもつながります。
ワークスペースで重要なことは、環境設備です。
コンセントを増設して電源確保しよう
ワークスペースで仕事をする場合、パソコン、プリンターなどの電子機器や、ネットワーク環境も整える必要があります。
パソコンを使っているときに、スマホの充電をしながら利用するときもあるんだよね。そうなると、コンセントが足らないから心配だ・・・。
そこで必要になるのは、電源の確保!
電源の確保には、コンセントを増設が大切です。
机の下にプリンターを置くなら、床に近い場所にコンセントを設置すると配線もスムーズです。
優しい照明を設置して目の負担を減らそう
ワークスペースに照明を設置する場合は、目に優しいものを用意しましょう。
厚生労働省の「新VDT作業ガイドライン」を読んだんだけど、自宅でテレワークを行う場合の明るさってどれくらいか知ってる?
そんなのわからないよ・・・
机の上の明るさは300ルクス以上なのよ!ちなみに、ディスプレイの明るさは500ルクス以下なのよ!
ディスプレイの輝度やコントラストも調整しておくと目の負担も和らぐので安心です。
ディスプレイに太陽光が直射する場合は、窓にブラインドやカーテンを取り付けて目の負担を減らしましょう。
温度と湿度調整で仕事がはかどる環境作り
仕事がはかどる環境作りに欠かせないもの!
それは、エアコンです。
エアコンの設置場所は、直接、身体にあてないことがベストです。
気流は0.5m/s以下がベストよ。
防音壁設置で仕事に集中できる環境作り
生活音が気になり、集中して仕事ができない場合には、間仕切り壁に防音性を追加しましょう。
また、別の方法としては、下地とクロスの間に防音素材を張り付けることでも防音対策にもなります。
間仕切り壁設置後のワークスペースをオシャレなデザインにしよう!
ワークスペースに机や椅子を設置してより仕事がしやすいような環境を整えましょう。
机の設置はサイズやデザインで選ぶ
ワークスペースで仕事をする場合は、集中できる環境が望ましいです。
しかし、仕事以外で利用する場合は、リラックスできる部屋として利用したいので、どちらでも利用できるようなデザインを選ぶことがよりベストになります。
ワークスペースで利用する場合は、厚生労働省の「新VDT作業ガイドライン」を参考にするといいわよ!!
仕事がスムーズに進む!和室はローテーブル設置
和室をワークスペースにする場合、畳の上にローテーブルと座椅子を利用すれば、集中して仕事ができるってご存知でしたか?
また、和室で机と椅子を利用する場合、畳の上に直に置くと、畳を傷つけてしまうことがありますので、マットやカーペットを敷いて利用しましょう。
仕事がはかどる!洋室は机の奥行きと幅のベストな距離感
洋室をワークスペースにする場合、机の奥行きや幅へのベストな距離感でより仕事がはかどりますよ!
仕事で利用する机の奥行きや幅には、ベストな距離があります。
机の奥行きは、
- ノートパソコンは50cm~
- デスクトップパソコンは60cm以上~
書類作成をする場合は、パソコンの奥行きにプラス70cmがベストです!
机の幅は、
- パソコン作業のみは90cm~
- 書類を広げる場合は110cm~
また、足元が窮屈になる場合もありますので、ご自身の体の大きさに合わせた机の奥行きや幅を考える必要があります。
仕事の効率アップも大切だけど、お気に入りのデザインで仕事をするとやる気満々で仕事がはかどりそうだ!!
木目調やグリーンなど目に優しくリラックス効果のあるものもオススメよ!
長時間利用!仕事に集中するなら椅子は調整できるもの
テレワークでは、会社から支給されたパソコンを利用しますが、椅子は自分自身で用意する必要がありますね。
仕事に集中すると、長時間椅子に座っているので腰やお尻が痛くなることがありませんか?
そこで、椅子を選ぶときのこだわりは、
- 簡単に移動できる
- 高さ調整ができる
- 背もたれの調整ができる
- ひじ掛けがある
これなら腰への負担が減らせるわね!
襖を利用!DIYでオシャレな壁紙で統一感を持たせよう
襖をそのまま間仕切り壁として利用する場合、壁に壁紙を貼ることでオシャレ度がアップします。
襖に壁紙を貼るには、こちらの記事が参考になります。
襖を間仕切り壁にリフォームした場合の工期と費用
築年数の古い住宅の和室をワークスペースにリフォームする場合、畳の下に断熱材が入っていないことがあります。
また、床をフローリングに張り替える場合、断熱材や下地の工事を追加することもありますので、費用が追加されることもあります。
間仕切り壁にリフォーム工期はたった1日でOK!
襖を間仕切り壁にリフォームするのは、1日で完了する簡単で単純な作業になり、下地とクロスを張るだけの2つの工程だけとなります。
工程方法は、襖をすべて外した後、襖が設置してあった溝と同じ厚みの板をつくり下地にします。
次に、好みのクロスを張るだけなので、クロスを事前に選んでおけば1日で完了することができます。
間仕切り壁にリフォームの費用は3万円から
襖を間仕切り壁にリフォーム場合の費用と、その他にリフォームする場合の費用になります。
リフォーム | 価格 |
襖を壁にリフォーム | 3万円〜6万円 |
壁にリフォーム後の壁紙を貼る | 8〜15万円 |
畳をクッションフロアへ変更 | 8万〜18万円(6〜8畳) |
天上のクロス張り替え | 3万〜5万円(20㎡) |
和室全体を洋室に変更 | 25〜100万円(6〜8畳) |
和室の入り口を引き戸に変更 | 8〜13万円 |
和室の入り口を開き戸に変更 | 8〜12万円 |
断熱材や下地の工事など | 20〜30万円 |
壁を防音にする | 18万〜25万円 |
コンセントの増設 | 1万2千円〜3万円 |
襖を壁にリフォームするだけなら、思ったより費用はかからないんだね!
休日は間仕切り壁を設置したワークスペースをシアタールームに変身
普段は、ワークスペースで利用していても休日はシアタールームとして利用したいことがあります。
襖から間仕切り壁にリフォームすれば、スクリーン代わりに利用することもできますし、大きなスクリーンの方が好みの場合は、ロールスクリーンを利用してもいいですね。
また、和室をそのまま活かして、シアタールームにすると和の趣あるシアタールームで映画を楽しむことができます。
プロジェクターの価格の相場は1万円〜10万円ほどです。
設置スペースに余裕があるならホームプロジェクターは魅力的です。
また、設置スペースに余裕がない場合は、スクリーンとの距離が短くても十分なサイズを投影できる短焦点プロジェクターがオススメですよ。
将来設計!間仕切り壁を撤去して子ども部屋にリフォーム
将来的にワークルームから子ども部屋にリフォームする場合、間仕切り壁を撤去するまたはそのまま利用するという方法があります。
間仕切り壁を撤去すると6万〜10万円の費用がかかります。
費用を抑えたい場合は、間仕切り壁を撤去しないタイプの可動式の間仕切り壁がオススメです。
まとめ
襖から間仕切り壁にリフォームする場合についてまとめてみました。
- 間仕切り壁にリフォームする場合、個室かオープンタイプかを決める
- 個室タイプの場合は、集中力アップに役立つ
- オープンタイプの場合は、光熱費を軽減と開閉によりレイアウトが自由にできる
- 間仕切り壁にリフォームしてワークスペースにするなら、まず設備を整えることが大切
- 襖を間仕切り壁にリフォームする工期は1日で費用は3万円から
- 間仕切り壁を撤去後のリフォームも考える