みなさんこんにちは。
この記事を読まれているあなたは、こんな悩みをお持ちじゃないですか?

実家の母のために介護リフォームを考えてるんだけど、どこまでリフォームすればいいかわからなくて困ってるの。

介護リフォームの間取りってどんなことに気を付ければいいのかしら?
この記事を読むことで次のことがわかります。
そんな私は、

皆さん、こんにちは。
福子です。
福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。

うーん、難しい問題だね。

そうね、だからこそ介護リフォームをする際は、どんな間取りが適しているのか?調べてみたの、詳しく紹介していくわね。
介護リフォームは介助者と介護者に便利な間取りが重要

そもそも、介護リフォームってどういうものなの?

介護リフォームとは、介護が必要な人に暮らしやすいように行うリフォームのことよ。
2040年には、全人口のうち35%が65歳以上になるといわれています。
介護を必要とする年齢になった私たちが、現在と同じ間取りで生活できるか?を考えておく必要があります。

うちの母、最近、物忘れが多くて。間取り変更しても覚えられないかも………。

それは、心配よね。ある程度、慣れておくためにも、65歳までには介護リフォームを検討しておいた方がいいですよ。
また、老々介護という言葉にもあるように、高齢者が高齢者を介護する時代です。
パートナーが、車椅子や寝たきりになってしまう可能性もあります。

僕が寝たきりになっても、ママに介護してもらえるだろうか?

パパ、それは大丈夫。私たちも、ずっと元気でいられるように、明日の朝から一緒に筋トレしましょう!
介護リフォームで快適な空間をつくる方法については、こちらの記事が参考になります。
介護リフォームに必要な8つの間取り

ちょっとわからないんだけど、介護リフォームの間取りって何をすればいいんだろう?

介護リフォームは、生活の中で絶対に必要なリビングやトイレなど主な8カ所の間取りをピックアップしました。詳しく説明していくわね。
リビング中心の間取りにして移動しやすい生活同線

義父は、車椅子だから毎日の生活が心配だわ。

それは、心配よね。車いすの場合もリビングを中心にした生活動線にすると移動の負担が減るわよ!!
日常生活の中で、最も長い時間過ごす場所といえばリビング。
リビングを中心にして、キッチン、浴室、トイレなどの水回りを周囲に配置した間取りにすることで、移動の負担を極力少なくした生活同線を確保することができます。

うーん…リビングより寝室で過ごす時間の方が長いかも。

その場合は、寝室のまわりに水回りを配置した間取りにするのがおすすめよ。
寝室はトイレの隣へ移動した間取りだと夜中も安心
夜中に目が覚めて、トイレに3回以上起きる人は、60代で20%、80代になると50%にもなります。
その上、加齢からくる腰痛や関節痛、膝の痛みなどで、トイレに行くだけでも大変です。
なかには、トイレに間に合わず辛い思いをしてしまうことも…。

女性として、それだけは避けたい。

階段の上り下りだけでも大変なのに。そんな思いをすることがあるんだね。
寝室とトイレが離れていると、高齢者にとって肉体的、精神的にもストレスにもなってしまうことがあります。
けれども、寝室の隣にトイレがあることで、夜中でも安心してトイレに行くことができます。

なるほど!寝室がトイレの隣にあると安心して眠れるのね。
トイレの間取り変更は歩行距離に注意して広さを決める

実家のトイレ、古いタイプのものだから、母も使い辛いと思うの。

トイレの間取りが広すぎると歩行距離が長くなってしまうことがあるわ。
介護リフォームの際、トイレの間取り変更を行うなら、広さのほかにも以下のような変更が必要になります。
- 寝室の隣に移動する間取りへ変更する
- ドアは内開きを避けて引き戸にする
- 入口から便器まで85cm程度のスペースを確保する
トイレスペースが広くなると、入り口から便器までの歩行距離が遠くなってしまうため、注意が必要です。
また、手すりを取り付けることで安全に便器までたどり着くことができます。
手すりの取り付けについてはこちらの記事が参考になります。
浴室の介護リフォームにはヒートショック対策が必要

うちの母、一度お風呂で転倒してからお風呂に入るのが怖いっていうの。湯舟には浸かりたいみたいだし、何かいい方法はないかしら。

湯舟に浸かって、1日の疲れを癒したいと思うのはみんな同じよね。大丈夫、介護リフォームすれば安心してお風呂に入れるようになるわ。
介護リフォームの際、浴室の間取り変更を行うなら、以下のような変更をしておくと安心です。
- 寝室の近くに浴室を設置してヒートショックを防ぐ
- 浴槽は、またぎやすい高さに設計されているものを選ぶ
- 冬でも冷たくならず、比較的早く乾くすべりにくい床材を選ぶ
- 窓に二重サッシを設けて寒さ対策を行う
- 転倒防止のため、手すりを設置する
ヒートショックや転倒を予防するために、浴室暖房乾燥機を設置しておくと良いでしょう。
また、現在、タイル張りの在来工法の浴室になっている場合は、ユニットバスに変更するのをオススメします。

車椅子で浴室を使うときは、どのぐらいの広さが必要なのかしら?

その場合は、1.25坪以上の浴室スペースを確保するのが理想よ。
キッチンの介護リフォーム間取りは家事同線を優先!

うちの母、料理が好きで、最近IHにしたいっていってるの。立ちっぱなしも辛そうだけど、何かいい方法はあるかしら?

お母さん、料理サイトに投稿することもあるって、この前話してたよね。きっと気になっているだろうと思って、キッチンの間取り変更についても調べておいたわ。
高齢者がキッチンで料理するには、使いやすくより快適で安心な設備が整っていることにより、家事動線が確保できていることが最も大切です。
介護リフォームの際、キッチンの間取り変更を行うなら、以下のような変更をしておくと安心です。
- 調理スペース、流し台、冷蔵庫、食器棚のレイアウトは機能性や家事同線を考慮する
- 出入り口・キッチンスペースはすべてバリアフリーにしておく
- ビルトイン型のIHクッキングヒーターを設置する
また、寒い季節にキッチンにずっと立ちっぱなしで作業していると、足元が冷えてしまいます。
床暖房の設置や手軽な足元用温風器などを使って寒さへの負担を軽減するとよいでしょう。
介護リフォームの間取りは廊下の幅85㎝以上がおすすめ

最近、母の足が不自由で、車椅子での生活になるかもしれないの。廊下ってどのぐらいの幅があれば車椅子が通れるのかしら?

曲がるときは90cm、ぐるっと回転するなら150cmほどのスペースがあれば車椅子も通れるわ。
いざ、車椅子で生活するようになったとき、廊下を通れないと大変です。
また、廊下に手すりを設置することも考えると、85㎝以上は必要になってきます。
ただし、廊下の幅が80cmあったとしても、部屋に入るためには80㎝以上のドアの大きさが必要です。

廊下の幅を150㎝にするのは正直厳しいかも。これは、間取りが重要になってくるね。
介護リフォームで階段を上りやすくする間取りの2つのポイント

実家の階段がかなり急で、階段を昇るのをとても辛そうにしてるのを見ていると何とかしてあげたいっていつも思うんだけど…。

階段の昇り降りで、私たちの親世代はかなり苦労してるみたいね。でも、傾斜を緩やかにしてあげることもできるから安心してね。
介護リフォームで階段の傾斜を緩やかにする方法
神経痛、腰痛のCMといえば、階段の昇り降りが辛いという高齢者の姿が印象的。
いくら階段に手すりが設置してあっても、急な階段だと、降りるときに体重の3~4倍もの負担を膝にかけることに。

それは、辛い…。
そんな場合は、階段の傾斜を緩やかにするリフォームがおすすめです。
通常の階段の傾斜は45度ですが、リフォームすると25~35度にすることができます。
階段の広さに余裕があるなら昇降機を設置しよう

母は、階段の昇り降り自体がかなり難しいみたいでどうしたらいいかしら…。

昇降機を設置すれば、自分の足で階段を昇らなくて済むわ。
高齢者になって身体の痛みから運動をする機会が減ると、筋肉量も減少し、痛みが出てしまう場合もあります。
そんな場合は、無理せず、階段に昇降機を設置するのがオススメです。
ただし、昇降機を設置するには次の2つの条件を満たしている必要があります。
- 階段幅が75cm以上
- 昇降機の重量に階段の構造が耐えられること

床が滑りやすかったり、足元が暗い階段も危ないよね~。

床材は滑りにくいものを、足元には照明を設置しておくと安心ね。
介護リフォーム!玄関の間取り変更4つのポイント

玄関に段差があると、ちょっとした拍子につまずきやすい高齢者には心配だね。

玄関の段差のせいで、出かけるのが億劫になることもあるみたい。そんなときは、玄関も介護リフォームするのがおすすめよ。

でも、玄関の介護リフォームって何が必要なんだろう?

玄関に段差があるときは、最低でも15㎝以内におさめておくのが良いみたい。詳しく説明するわね。
- スロープにして段差をなくす
- 玄関ドアも、少ない力で開けやすいように引き戸にする
- 玄関椅子などを設置して、足腰にかかる負担を軽減する
- 立ち上がるのも辛い場合は、玄関に縦型のポールを設置する
外出したくても外出できないのは、高齢者にとってストレスになってしまうことがあります。
また、玄関で荷物を受け取ったときも、玄関や廊下の段差をなくしておくことで転倒の危険を防ぐことができます。
介護リフォームで必ず必要なバリアフリー

やっぱり、高齢者が家の中で気になるのって、段差だよね。

特に、つまずいて転倒してしまう人が多いみたい。骨が弱っていると骨折して入院になるケースも珍しくないそうよ。
2020年の1月に公表された総務省による住宅の構造等に関する集計の結果によると、65歳以上の高齢者のいる世帯のうち、リフォームを含めたバリアフリー住居に居住する割合は42.4%とされています。

高齢者の2人に1人がバリアフリー住宅に住んでいるってことになるね。

そうね、バリアフリーが当たり前の時代になってきたということね。
バリアフリーのリフォームについては、こちらの記事が参考になります。
介護リフォームに必要な介護保険と補助金について

介護リフォームって結構お金がかかりそうだよね。老後っていろいろお金がかかるし、もう少し金銭的な負担も減らせるといいんだけど………。

大丈夫!そんな場合でも利用できる介護保険や補助金があるわ。いまから説明するわね。
介護保険の適応されるリフォーム内容には制限がある

介護保険っていっても、リフォームの必要な場所すべてに使えるのかしら?

介護保険が適用されるリフォーム内容には決まりがあるの。詳しく説明するわね。
介護保険の適応となるリフォームは、手すりを設置したり、バリアフリーにしたり、床材を変更したりなど、決まりや金額の上限があります。
介護保険を利用してリフォームを申請するには、こちらの記事が参考になります。
介護リフォームに利用できる3つの補助金

補助金っていっぱい種類があるよね。あまりよくわからないんだけど、ママ教えてくれるかな?

そうね、補助金っていくつも種類があってわかりにくいわよね。いいわ、そんなパパのために調べておいたから説明するね。
介護リフォームに使える補助金としては、次の3つがあります。
- 介護保険
- 自治体ごとに定められた支援制度
- 所得税と固定資産税の減税
介護リフォームで利用できる補助金については、こちらの記事が参考になります。
まとめ

考えたことなかったけど、いまのままで65歳を迎えたときに大丈夫なのか、ちょっと不安になってきたよ。
介護リフォームの間取りについてまとめました。
- 介護リフォームは介助者と介護者に便利な間取りが重要
- 介護リフォーム間取りは介護者の生活動線に合わせることがポイント
- 介護リフォームには介護保険と補助金は条件により適用される
介護リフォームには、介護を必要とする人の目線に立って、暮らしやすく移動しやすい間取りが大切です。
他にも、
- 外気との温度差によるヒートショックを予防
- バリアフリーリフォームを行うことで転倒を防ぐこと
が必要です。
65歳になってから介護リフォームをしても、間取りが覚えられない可能性もあります。
介護リフォームは、いずれ私たちの暮らしに必要になる優先度の高いものです。
いざ、介護される側となったときに何も準備ができていないと、介護する人も多大なストレスがかかることになります。
そうなったときに慌てないためにも、介護される側になったときの暮らしについて、いまからしっかり備えておく必要があるのではないでしょうか。

う~ん、結構お金がかかりそうよね。これはわたしのへそくりだけじゃ足りないかも。

いまからでも大丈夫かな~。しっかり準備しておかないとね。

いざとなれば介護保険や補助金申請もできるから、
上手に活用しましょう。

よかった。安心したら何だかお腹がすいてきたぞ。ママのへそくりでおいしいもの食べに行こうよ。

あー、内緒にしておけばよかったか。