みなさん、こんにちは。
この記事を読まれているあなたは、こんな悩みをお持ちじゃないですか?
浴室が冬になると、とっても寒くてつらい!窓からの冷気がすごいの。
うちの浴室のドア折れ戸なんだけど、最近隙間にほこりがたまってすごく開きにくくなっちゃった。古いしリフォームしようかしら。
この記事を読むことで次のことがわかります。
リフォームの際、目的別に適切な浴室窓の種類がわかります。
そんな私は、
皆さん、こんにちは。
福子です。
福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。
浴室のリフォームを考えた時、気になる部分は浴槽や内装が中心になりがち…。
ちょっと待ったー!
浴室の窓やドアで、浴室全体の快適さが全然違いますよ。
えー!そうかなぁ?窓もドアもリフォームしなくていいんじゃない?
こだわるポイントはそこじゃないんじゃない?
パパったら。浴室のドアは汚れもたまりやすいし、傷みやすいのよ。それにうちは小雪もいるから、浴室の窓の防犯面だって気になるわ。
防犯面!?小雪はパパが守るぞっ!
これは、重要案件かもしれないっ。
パパったら、小雪の事となるといつもこうなのよね。娘に甘いわ。でもよかった。パパにも重要性をもっと理解してもらっちゃお!
浴室全体のリフォームをお考えでしたら、こちらの記事が参考になります。
浴室の窓をリフォームしたい理由トップ3は“寒い!防犯!目隠し!”
やっぱり一番は窓から寒さが伝わってくることよね。
やっぱり防犯面が重要だよ。
防犯面と目隠しは、似た理由かもしれませんね。既存の窓枠を利用しながら、窓の大きさを変えることもできるんですよ。
既存の窓枠を覆って新しい枠をつけるカバー工法なら、窓ガラスの部分を小さくすることができます。
他の部分は断熱パネルをはめ込みます。仕上がりもとっても自然なんですよ。
今ある大きさの窓より小さくすれば、寒さ対策、防犯面、目隠しする場所も少なくてすみますね。
逆に既存の窓よりも大きくしたい場合は、壁の工事などが必要なので費用はかかります。
防犯について興味がありましたら、こちらの記事がオススメです。
浴室の窓の種類は6種類!機能と費用を目的別に紹介
寒さ対策には内窓・サッシ交換・複層ガラスがオススメ
画像引用元:YKKap
内窓とは、枠ごと窓を二重にすることを言います。北海道などの寒い地域ではよく使用される方法です。
樹脂サッシは、熱が伝わりにくい性質があります。
防寒対策にサッシ交換をお考えなら、アルミ製やアルミと樹脂の複合サッシより、樹脂サッシがオススメです。
アルミ製は熱が伝わりやすいので外の冷気もまた伝わりやすくなります。
断熱用複層ガラスも防寒対策として力を発揮します。
画像引用元:YKKap
防犯対策にも内窓の設置は効果あり!防犯複層ガラスの交換も
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空き巣などの被害は、ガラス部分から侵入する場合が多く、窓に防犯対策をすると空き巣が侵入しづらくなります。
防犯性の高いガラスの交換や、内窓を設置すると防犯効果は高まります。
可動式のルーバー面格子(めんごうし)で見た目もよい目隠しができる
画像引用元:LIXIL
可動式のルーバーなら、入浴中はルーバーを閉じて、そうじ後はルーバーを開いて換気ができます。
固定式の面格子(めんごうし)は、完全に目隠しするという効果は低く、常に光を遮ってしまうので浴室全体が暗くなってしまいます。
【番外編】目隠しが目的なら外構の目隠しフェンスの設置もあり
浴室の窓をからの目隠しだけが目的なら、窓を変えずに外にフェンスを設置する方法もアリかもしれません。
フェンス単体の価格は、1メートルあたり5千円から10万円とかなり差があります。
価格を抑えたいなら、スチールやアルミ製がオススメです。
ウッド調デザインの目隠しフェンスなどは高価になります。
施工費は業者や設置スペースの広さによって価格に差がありますが、外構のフェンスは比較的本体価格も施工費も割引してくれる業者が多いようです。
浴室ドアの種類は3種類!安く抑えるなら種類は同じものを
同じ形状のドアに交換するなら、窓枠がそのまま使えるの。そうするととっても価格を安く抑えることが可能よ。
じゃあ、ドアの種類を変えようとすると窓枠交換だけでなく、壁を壊すような作業も必要になるから高額になりやすいんだね。
ドアだけの交換が一番費用を抑えることができますが、既存の枠を覆って新しい枠をつけるカバー工法もあります。
カバー工法なら、ドア枠も新品になり見た目がとてもきれいです。
カバー工法についてはこちらの記事を読めばバッチリわかりますよ!
開き戸・引き戸・折れ戸のメリットとデメリット
開き戸のメリットは子どもやお年寄りも簡単に操作できること
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うちの実家はこのタイプだったから語れるよ。
そうね!泊まりに行った時に、子どもたちでも簡単に開閉できて便利だったわ。
でも、浴室側に開くタイプだと、中に人がいた時に扉にぶつけてしまったりするから注意が必要なんだよね。
開き戸は、浴室以外でも部屋の扉によく使われるタイプなのでなじみがありますね。
開き戸のメリットは、なんといって力が要らないことと、引き戸のように引き込み場所がいらないことです。
しかし、開いたときの場所の確保が十分に必要です。
浴室側に開くタイプだと、もし中で人が倒れていた場合、開けることが困難です。
脱衣所側に開くタイプは、脱衣所の荷物や洗濯機や洗面台と干渉しないような配慮が必要です。
引き戸のメリットは開閉時に場所をとらないこと
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銭湯とか、温泉施設って引き戸が多いイメージだよ。
それはきっと、開放感を感じやすいし、出入口が広くなるから安全面を考えてのことでしょうね。
引き戸のメリットは、最初に引き込みの場所が確保できればデッドスペースができない点です。
浴室や脱衣所が狭い場合は、引き戸にすることで場所を広く感じることができます。
デメリットは間取りの関係上、扉の引き込み場所を確保できなければ設置ができない点です。
開き戸や折れ戸から、引き戸にリフォームするのは費用もかかりますし、間取り的に不可能な場合があります。
折れ戸のメリットは壁側にも設置ができること
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アパートの浴室って折れ戸が多いよね。一般家庭の浴室のドアは折れ戸が一般的かと思ってたよ。
折れ戸は設置場所を選ばないし、省スペースだからアパートにはもってこいってことね。
折れ戸は可動範囲が狭いので、開き戸のように場所の確保を心配する必要がありません。
そして、引き戸のような引き込みスペースも必要ないので壁側にも設置できます。
開き戸と引き戸のデメリットがそのまま、折れ戸のメリットになります。
一方、折れ戸は構造上、他の扉と比べると故障しやすいようです。
そして、レールの隙間にほこりがたまりやすくそうじが困難です。
ご自分のおうちにあったドアを選びましょう。
DIYはリスクを伴う!業者に任せるのがベター
ドアの取り外しと取り付けだけなら、DIYが得意な僕なら簡単にできそうだね。
それは、ちょっと賛成できないわね。水回り関係を素人がやろうとすると水漏れの心配やコーキングの処理などの不安な箇所がでてくるわ。
そっかぁ。たしかにドアが閉まってるのに脱衣所が濡れてたりしたらいやだもんね。ここは業者に任せよう。
業者の見積もりについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
まとめ
浴室の窓とドアのリフォームについてまとめます。
浴室の窓とドアの本体価格の目安
設置、交換する部分 | 価 格(施工費別) |
内窓 | 4~20万円 |
サッシ交換 | 5~10万円 |
複層ガラス | 2~10万円 |
防犯複層ガラス | 10~20万円 |
可動式のルーバー面格子 | 6~8万円 |
目隠しフェンス | (1mあたり)0.5~10万円 |
開き戸 | (カバー工法)5万円前後(ドアのみ交換)3~5万円 |
引き戸 | (カバー工法)10万円前後(ドアのみ交換)8~10万円 |
折れ戸 | (カバー工法)6万円前後(ドアのみ交換)3~6万円 |
浴室の窓のまとめ
- 寒さ対策には、内窓やサッシを交換するか複層ガラスにするとよい
- 防犯対策には、内窓や防犯複層ガラスにするとよい
- 目隠しには、可動式のルーバー面格子(めんごうし)にするとよい
- 目隠し目的で一戸建てなら、外構で目隠しフェンスを設置する手もある
浴室のドアのまとめ
- ドアの枠を変えると費用が高くなるので、安く抑えたいなら開き方が同じものを選ぶとよい
- 開き戸は力がなくても開閉しやすいが、扉が開くスペースがたくさん必要になる
- 引き戸は開閉時にスペースを取らず広々使えるが、扉の引き込み場所が必要なので設置場所が限られる
- 折れ戸はどの場所にも取り付けやすく壁側にも設置できるが、他のドアより故障する可能性が高い
浴室ドアを違うタイプにするのは間取りの関係上、不可能な場合もありますね。
浴室の窓は防犯複層ガラスにして、外に目隠しフェンスを設置しよう。これで完璧なはずだ!小雪待っていてくれ。
小雪が年ごろになって、パパを嫌煙するようになったら一体どうなっちゃうのかしら、今から心配だわ。でもこれはパパには言えないわね。