みなさんこんにちは。
この記事を読まれているあなたは、こんな悩みをお持ちじゃないですか?
リフォームの見積もりって時間がかかるって聞くけど、どのくらいかかるの?
手軽に見積もりをお願いしたいわ。
何か良い方法はないかしら?
この記事を読むことで、次のことがわかります。
簡単に見積もりを依頼する方法がわかります。
そんな私は、
皆さん、こんにちは。
福子です。
福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。
トイレのリフォーム、玄関ドアのリフォーム、キッチンのリフォーム…
「古くなって気になっていた箇所をリフォームしたい」と思った時、まずそのお値段を知りたいと思うのではないでしょうか。
リフォームってお高いんでしょ?
インターネットで調べても価格はピンからキリまでだし、そもそも自分の家と全く同じケースが見つかるとも限りません。
それなら、見積もりをとってみましょう!
実際に見積もりをとることで、具体的な金額が見えてきます。
ここで気になるのが、リフォームの見積もり結果がわかるまでの期間です。
どのくらい待つのかわからないと不安になるよね。
ということで今回は、見積もりにかかる期間を検証していきます。
リフォームの見積もりを作成する流れは”5ステップ”
リフォームって初めてだから、見積もりを取る流れが知りたいわ。
お任せください!ご説明します!
“どういったリフォームを希望するのか”内容の確認
まずは電話、サイトのフォーム、メール、ファックスなどで、どのようなリフォームを希望しているのかを伝えます。
大まかな内容だけでなく、サイズ感や色、雰囲気などまで、先にしっかり家族で話し合っておくことが大切です。
現場調査で”実測”や”現状の把握”をしてもらう
現場調査では、
- 実測(必要があれば写真撮影)
- 電気機器・給排水・換気扇などの設備の確認
- 内装・外壁・床下・壁内などの劣化状況
- リフォーム内容の打ち合わせ
といった作業が行われます。
リフォーム会社から”資材業者・職人”に見積もり依頼
打ち合わせで決まった内容で、リフォーム会社が資材の個数・必要な職人の数をそれぞれ業者に伝え、見積もりを依頼します。
リフォーム会社が各業者の見積もり内容をまとめる
業者から上がって来た見積もりを、リフォーム会社の形式に当てはめてまとめます。
まとまった見積書を見ながら最終確認
- 依頼内容と違っているところはないか
- 金額には納得か
など、見積書をもとにして最終確認をします。
この見積書で問題がなければ、リフォームに取り掛かっていきます。
見積もりにかかる期間は1週間から1か月
見積もりに1か月もかかるんだね!
車を売る時の見積もりは3日で出たからビックリだよ。
そうなの。
でも工事の規模によって見積もりにかかる期間は様々なのよ。
教えて!ママ!
クロスの張替えなど20万円以下のリフォームは”3〜4日”
クロス(壁紙)、フローリングの張替えでは、その面積分の材料費を算出すれば、見積もりの作成ができます。
壁紙の面積?僕が測ろうか?
パパ落ち着いて。
専門の人が実測に来てくれるか、図面から計算してくれるから安心してね。
そっか!
それは安心!
水回り単体など50万円以下のリフォームは”1週間以内”
- 洗面台
- トイレ
- バスタブ
- キッチン
などの水回りで単体のリフォームは、建材の価格を確認して見積もりを作成します。
広範囲に及ぶ50万円〜200万円のリフォームは”1〜2週間程度”
- 水回りでも、単体ではなく浴室やシステムキッチンなど大幅にリフォームする場合
- 外壁の張替え
- 屋根
建材の価格確認に加え、釘・ネジ・塗料などの必要な資材の個数や価格も1つ1つ洗いだすので、見積もりにかかる期間が長くなります。
200万円以上の全面リフォームなどは”2〜4週間”
- 全面リフォーム
- フルリフォーム
- スケルトンリフォーム
- 中古リノベーション
- 間取り変更
同じようなリフォームを意味するものもありますが、このようなケースが大規模リフォームと言えるでしょう。
これらの骨組み以外を全て変えるような工事では、工程が多く、資材をたくさん必要とします。
そのため、次のような理由で、見積もりに時間がかかることになるのです。
資材の個数や価格・工程・人件費を全て考慮するため
バスタブやシンクといった大きい物だけでなく、木材、釘、ネジ、塗料などリフォームに必要な資材は数万点にも及びます。
また細かな作業工程を出し、職人さんの配置もしなければなりません。
それらを全て確認して算出するため、どうしても時間がかかってしまいます。
見積もりって、かなり大変な作業なんだね!
複数業者の費用が関わるため
リフォーム会社の見積もりは、様々な業種からの見積もりを合わせて作成されています。
工事業者や資材メーカーなど、それぞれの取引先の対応が遅れてしまうと、リフォーム会社では見積もりの作成が進みません。
確認申請が必要なケースもあるため
工事の規模が大きければ、建築基準法の確認を申請するといった工程も発生するので、1か月以上かかることもあります。
担当者が忙しくて見積もり作成が遅くなる
意外な理由かもしれませんが、こういったケースは少なくありません。
担当者が複数の案件を抱えている場合、順番が回ってくるまで時間がかかることになるでしょう。
設計士・建築士に外注するリフォームは”1か月以上”
リフォーム会社のプラン内のデザインではなく、自分好みの凝ったデザインを設計してもらう場合は、見積もりに時間がかかります。
思い通りのデザインになるよう微調整する度に見積もり額が変わり、打ち合わせを重ねているうちは確定しません。
打ち合わせ開始から期間に入れると、長ければ数か月〜半年に及ぶこともあります。
4種のリフォーム業者別!見積もり期間の目安
リフォームを頼むのは、どんな業者が思い浮かびますか?
CMなどで見る住宅メーカーでしょうか?地域の工務店でしょうか?
リフォームの施工会社は大きく4つのタイプに分けられ、それぞれ特徴があります。
タイプごとのメリット・デメリット・見積もり期間の傾向をまとめました。
デザイン重視”建築設計事務所”は日数がかかる
メリット:おしゃれで個性的なデザインが望める。
デメリット:設計費が必要になるので総額が高くなる。
見積もり期間の傾向:一からデザインを打ち合わせていくので日数がかかる。
専門分野に強い”住宅設備機器メーカー”は見積もりが早い
メリット:キッチン、トイレ、浴室などの専門分野に強い。家電量販店やホームセンターで取り次いでいる場合もあり、気軽に相談しやすい。
デメリット:専門以外のリフォームはできない。取り次ぎの場合は、仲介手数料が上乗せされる。
見積もり期間の傾向:専門分野に特化しているため、見積もりは早い。
融通をきかせやすい”地元工務店”は時間がかかる傾向
メリット:要望を細かく聞いてくれる可能性が高い。周りから口コミを集めやすい。
デメリット:リフォーム自体が不慣れ・最新技術の導入が遅れている場合がある。
見積もり期間の傾向:見積もり方法が昔ながらのアナログで、時間がかかりがち。
もちろん、最新技術でスピーディーな工務店さんもありますよ!
プランが豊富で安心”大手ハウスメーカー”は素早い
メリット:実績が豊富で、大規模リフォームにも対応している。
デメリット:価格が割高な傾向がある。施工は結局地元の工務店が請け負うことも多い。
見積もり期間の傾向:プランとして予め価格設定しているので、素早い。
以上を表にまとめました!
建築設計事務所 | 住宅設備機器 メーカー |
地元工務店 | 大手 ハウスメーカー |
|
メリット | デザイン性が高い | 専門分野に強い | 融通が利く | 大規模リフォーム に対応できる |
デメリット | 総額が高くなる | 専門外は不可 | 昔ながらの工法 | 割高になりがち |
見積もり期間 | 長期間 | 早い | 長め | 早い |
手軽に見積もりを依頼するなら”ネット一括見積もり”
上で紹介した4種のリフォーム業者の中でも、たくさんの会社があります。
見積もりを依頼する以前に、どの会社にリフォームをお願いすれば良いかが悩みどころですよね。
決められない…。
リフォームの依頼は経験がない人がほとんどで、商品代・工事代・諸経費の相場感がわからないため、複数社に見積もりを依頼する相見積もりを強くオススメします。
3社程度の見積もりを取ることで、内容や価格を比較検討できるからです。
ネット一括見積もりのタウンライフリフォームなら、全国で厳選された300社以上が登録されていて、自宅近くの優良リフォーム業者を探すことができます。
必要事項を入力するだけで近隣の業者が表示され、手間のかかりそうな見積もり依頼をネットで簡単に申し込むことができます。
いくつかの業者さんの見積もり結果を見比べて選べば良いんだね!
見積もりで気を付けることはこちらの記事にまとめています。
見積もりのトラブルを防ぐ!打ち合わせで確認するポイント
見積もりがなかなか出てこない…
そんな事態を避けるには、最初の打ち合わせで見積もりの仕上がり予定日を確認しておくことが一番です!
実は、見積もり結果が出てからのトラブルは、よくあることです。
予算をオーバーしている、希望の施工内容が含まれていない、「諸費用」などのよくわからない費用がやたらに高いなど多岐に渡ります。
リフォーム工事が終わってから、古いコンセントがそのまま残っていた、頼んでいない設備が取り付けられ料金を請求されたといった事例もあります。
見積もり結果を見て最終確認するのはもちろんですが、そこから見積もりの修正になると、また時間がかかってしまいますね。
最初の打ち合わせでしっかり確認することがカギなんだ!
その通り!打ち合わせで確認するポイントはこちらです!
見積もりの仕上がり予定日を確認する
リフォームの見積もりに時間がかかるのはわかりましたが、目安の日にちまで確認できるとさらに安心します。
担当者さんも人間です。質問しなければ、言うのを忘れて帰ってしまうかもしれません。
こちらから「見積もりはいつ頃に出来上がりますか?」と忘れずに確かめると良いですよ。
事前に希望を決めておき打ち合わせには複数人で参加する
来訪を依頼する時点で、ある程度のリフォーム内容を伝えてはいますが、打ち合わせ当日は、担当者さんが持参するパンフレットやカタログを見ながら細かいところまで決めていきます。
全部ママに任せるよ!
と言う方もいるかもしれませんが、商品を選んだり、細かいプランを決める時は、相談できる家族が同席していると心強いでしょう。
また、同席者がいない場合でも、事前にホームページを見たり、パンフレットを送ってもらうなどして相談しておくことができます。
打ち合わせ内容を録音する
え?そこまでするの?
と思うかもしれませんが、大きな金額が関わることです。
実際に「言った言わない」で揉めることも少なくありません。
ICレコーダーや、スマホの録音機能(ボイスメモ)でも良いので、記録としてしっかり残しておきましょう。
電話はメールの内容についても、その都度メモしておくと、トラブル回避に有効です。
“相見積もりである”と伝える
他社の見積もりも依頼していれば「相見積もりである」と隠さず話しましょう。
これから見積もりを作ってもらうのに、何社もやり取りしてると言ったら、悪い印象にならないかしら?
いいえ、リフォームの相見積もりは一般的なので、心配することはありません。
また、他社と比較されるとわかれば、相場からかけ離れた金額をふっかけられることもありません。
細かい項目に分かれた見積書を作成してくれるよう依頼する
できるだけ具体的な内容の見積書になっていれば、他社との比較もしやすくなります。
メーカー・型番まで入れてもらえたらベストです!
設備や資材を具体的に知ることで、「知らない間に格下の物に変えられていた」なんてことも防げます。
型番までわかるやり取りになれば、こちらで調べたリーズナブルなメーカー商品を提案することも可能になります。
見積書と一緒にもらえる”資料”はどのようなものか確認する
見積書と一緒に、リフォーム後の図面をもらい確認しますよね。
従来の間取り図は、平面図が一般的でしたが、最近は立体(3D)の間取り図を作成する企業も増えています。
3D間取り図を作ってくれたのは良いけど、料金が掛かっていた!
といった例もあるので、見取り図の料金について事前の確認をオススメします。
また、住宅設備機器のパンフレットなども貰えるか聞いて見ましょう。
実際に施工を契約する場合の工事開始時期を確認する
見積もりにかかる期間は各社違っていても、それぞれ目安はあるはずです。
また施工会社・工事業社が、現在他の家を施行中だったり、例えばその次に大規模リフォームなどの予定が詰まっていれば、いくら見積もりが済んでも工事が開始できません。
そういった各社のスケジュールを踏まえて、工事開始がいつになるのか、おおよその日程を知っておきたいですね。
仮住まいを押さえる場合もあるので、しっかり確認しておきましょう。
まとめ
リフォームの見積もりに時間がかかる理由は
- 資材価格や作業工程を全て確認している
- 複数業者の費用が関わる
- 確認申請が必要な場合がある
などがあり、長ければ1か月にもなります。
事前に、見積もりの仕上がり予定日を確認しておけば、心配が減りますよ。
見積もりにかかる期間も含めて、リフォームのスケジュールを考えましょう!