みなさん、こんにちは。
この記事を読まれているあなたはこんな悩みをお持ちじゃないですか?
うちのキッチンって窓がないから料理すると匂いがこもっちゃうのよね…。
わかるわかる。
換気扇回しててもなかなか匂いってとれないのよね。
今更だけど、キッチン窓って後からリフォームできないかしら…?
キッチン窓は増設してリフォームできますよ。
リフォームする際の5つの注意点も一緒に確認していきましょう!
この記事を読むことで、次のことがわかります。
キッチン窓のリフォームについてがわかります。
そんな私は、 皆さん、こんにちは。 福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。
福子です。
みなさんのキッチンには窓ってついていますか?
私は家を建てるとき、キッチンに窓はつけませんでした。
業者の方との最終打合せの際に、『キッチンに窓はつけなくていいんですか?』と聞かれたのですが、特に何も思わず『要らないです。』と言ってしまったのです。
そして、いざ完成して住み始めたものの…
匂いがこもる!光が入らなくて暗い!なんとなく狭く感じる!
後悔時すでに遅し…。
住んでみて初めて、キッチン窓の必要性が身に染みました。
業者の方は、これを見越して必要かどうかを聞いてくれたんですね。
素直に、『お願いします!』と言えば良かったです。
でも、完成した手前どうすることもできません。
不満は残りますが、キッチン窓がないことは仕方がないと、自分を無理やり納得させて生活をしてきました。
数年経った今でも心残りのあるキッチン窓…。
そんな我が家のキッチンもリフォームすることになりました!
このチャンスを逃すわけにはいきません。
う~ん。
キッチン窓って必要かなぁ…?
今までもなかったし、いらないんじゃない?
絶対に必要です‼
キッチン窓には重要な4つの役割があるの。
これを聞いたらパパもリフォームに賛成するわよ!
キッチン窓の役割は” 換気・採光・開放感・インテリア”の4つ
キッチン窓には主に4つの役割があります。
- 換気
- 採光
- 開放感
- インテリア
この4つの役割があるからキッチン窓は大切なのよ‼
キッチン窓があることによって、より快適に調理をすることができるようになります。
それでは、くわしく説明していきましょう。
キッチン窓で”換気”しながら快適空間に
キッチン窓の大きな役割は換気です。
調理をしていると、どうしても熱や匂いがこもりやすくなります。
もちろん換気扇は回しているけど、それだけじゃ取り切れない匂いが部屋に漂って嫌な気持ちになるのよね…。
たまに部屋干しした洗濯物に料理の匂いがついてるときがあるしね。
キッチン窓があることで、こういった嫌な匂いも軽減することができるのです。
基本的にキッチンでは換気扇と窓がセットで考えられており、換気扇を回している間は窓を開けて外の空気を取り込みながら換気をします。
逆に、キッチン窓がなければ換気扇で匂いを外に排出しようとしても、入ってくる空気がないことには中の空気を排出することができません。
換気扇とキッチン窓は切っても切れない関係なのです。
なるほど。
換気をするには、キッチン窓が重要なんだね。
採光があれば”節電&節約”でエコに貢献
キッチン窓があれば外から採光をすることができます。
外からの光があれば、暗かったキッチンが明るくなり、節電にも繋がります。
昼間も照明をつけなきゃ暗いキッチンがすごく不満なの‼
キッチン窓をつければ昼間は自然光で作業できて節電&節約にもなるし、なによりエコだね!
自然光を身体に取り入れることで、睡眠不足や気分がふさぎ込むことが少なくなり、健康的になると言われています。
出来る限り、自分の身体にも環境にも優しくありたいわね。
キッチン窓をつけるだけで”開放感”が段違い
次に、キッチン窓をつけることで開放感が変わります。
同じ大きさの部屋でも、窓を一か所つけることによって部屋の広さが違って見えるのです。
もちろん、実際の部屋の大きさは変わりませんが、それぐらい印象が激変します。
開放感があれば、気持ちよく料理できそうだわ。
たしかに、納得できる理由だね!
直接体感してみたいな。
狭くなりがちなキッチンは、閉塞感があります。
そこにキッチン窓をつけるだけで、手軽に開放感を手に入れることができますよ。
窓から外の景色が見えるようになると、より広く感じることができそうね!
デザイン性にこだわったおしゃれな”インテリア”にチェンジ
最近では、おしゃれなデザインのキッチン窓が増えてきました。
インパクトのある大きい窓をドンと設置したり、小さな窓を組み合わせてアーティスティックに演出したりと自分好みにアレンジができます。
北欧風のキッチン窓なんておしゃれよね…♪
スタイリッシュに黒枠のキッチン窓もかっこいいね。
換気や採光が主な理由になりがちなキッチン窓ですが、デザイン重視でインテリアとしても楽しむことができますよ。
キッチン窓が元々ついてる家なら、窓枠をリフォームするだけでも、雰囲気をガラリと変えることができるのでオススメです‼
キッチン窓をリフォームするなら確認すべき5つの注意点
キッチン窓の4つの役割を知ることで、リフォームの必要性がわかりました。
ほら、キッチン窓のリフォームはやっぱり必要でしょう?
そうだね。
でも、キッチン窓をつけることによって注意しなきゃいけないこともあるんじゃないの?
キッチンが外から丸見えになったらちょっと恥ずかしいしさ。
もちろん、リフォームするにあたっての注意点も調べておきました!
しっかり対策をしてから、キッチン窓を設置するつもりよ。
キッチン窓をリフォームするなら絶対に確認すべき5つの注意点があります。
- 結露
- 防犯リスク
- 日差しの入り方
- 配管・電気配線の位置
- 設置可能かどうか
どれも大切なことなので、しっかりと確認をとりましょう。
結露が出ると”カビ・ダニ・腐食・サビ”の餌食に…
今までキッチン窓がない状態で生活していた場所に、新たに窓を増設しようとすると、室温に影響が出ます。
密閉空間だったところに、キッチン窓ができると夏は外からの暑い空気や、冬は室内の暖かい空気が外へ逃げてしまうのです。
結露対策はしっかりしなきゃね!
熱の出入りを考えて二重窓にしたり、断熱性や気密性の高いペアガラスを使ってキッチン窓を設置すると結露の発生を抑えることができますよ。
外から見えやすくなると”防犯リスク”が高まる
キッチン窓が道路に面していたり、外から丸見えの状態になるとせっかく設置したのに視線が気になって満足に使用できないというケースがあります。
周りを気にして日中もカーテンを締め切った状態で使うことになったら、意味がありませんよね。
そして、1階の低層階に大きめのキッチン窓をつけた場合、防犯リスクが高まります。
キッチン窓を割られて空き巣に入られたら怖すぎる‼
被害を未然に防ぐためにも、厚みのある防犯ガラスを使って対策をしましょう。
空き巣は5分で侵入できなければ7割が諦めるそうですよ。
窓からの空き巣被害についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
思っていたより”日差しが入らないor日差しが入りすぎる”
キッチン窓を設置する場所によっては、日差しが思っていたよりも入らなかったり、逆に入りすぎたりする可能性があります。
採光のためにキッチン窓を増設したにもかかわらず、明るくなければ意味がなくなってしまいますね。
もしくは、直射日光が入りまぶしくて調理しずらくなったり、暑く感じてしまうのも避けたいところです。
暗いのも嫌だけど、直射日光が当たりすぎるのも困るわ。
食材の痛む原因にもなりそうね。
窓の位置があらかじめ決まっていて変更できない場合は、間接照明を多めにつけたり、ブラインドを追加すれば換気をしながら目隠しの効果もあります。
キッチンまるごとリフォームする場合は”配管・電気配線”に注意
キッチンをまるごとリフォームすることを考えている場合は、配管や電気配線の問題があります。
例えば、
キッチン窓を新たに増設できないから、キッチンのリフォームをして窓のある場所に移動させたい!
という場合もあるかもしれません。
これは現実的に難しいわね。
キッチンに開放感を出したいのであれば、アイランドキッチンにリフォームをするという手もあります。
費用は高額ですが、デザイン性も高く、気持ちよく調理できること間違いなしです。
アイランドキッチンについてはこちらの記事をご覧くださいね。
そもそも”設置できない可能性”もある
一戸建ての場合、キッチン窓を新たに増設したくても、理想の場所に設置できない可能性があります。
吊戸棚やカウンターの位置に天井の高さなど、さまざまな条件が重なって設置不可になってしまったら悲しいですよね。
あらかじめ、どのような窓なら設置できるのかを業者の方としっかり話し合っておきましょう。
必ずしも希望の場所にキッチン窓をつけられるわけじゃないんだね。
キッチンのリフォームはできるとしても、マンションの壁は共有スペースとみなされるため、個人が勝手にリフォームなどの加工をしてはいけません。
もし規約に明記されていなくても、大掛かりな工事になってしまうことに加え、マンションの耐久性の低下にも繋がるのでリフォームは難しいのが現状です。
キッチン窓増設のリフォーム費用は最低30万必要
では、実際にキッチン窓をリフォームするとなったら、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
壁を壊すわけだし、すごく高そうなイメージだな。
たしかに、増設ってなったらリフォーム費用も結構かかりそうよね。
キッチン窓を増設するには、
- 壁に穴を開ける
- 窓周りの補強
- 窓の設置
- 外壁・内壁の補修
といった工程が必要です。
さらに、2階以上の場所に増設する場合、足場を組む工程も入ります。
工事日数はおよそ3日間程度です。
その他にも、既存のキッチン窓をリフォームする場合はカバー工法といった、簡単にできるリフォームもあります。
カバー工法についてはこちらの記事にくわしく載っています。
高性能なガラスを使う場合は、さらに費用が高くなるので、余裕を持った予算を組んでくださいね!
キッチン窓をリフォームするなら一括見積でリスク回避!
キッチン窓のリフォームをすると決めたら、まずは一括見積をしてみましょう。
専門家にきちんと見てもらうのが、上記で挙げた5つの注意点を回避する近道です。
自分の希望するキッチン窓にできるかどうか、業者の方に相談しながらリフォームを進めてくださいね‼
補助金を使えば、お安くリフォームできる可能性があります。
キッチン窓だけじゃなく、他の窓のリフォームも考えているなら断熱リノベ補助金を使えばお得にできますよ。
この記事を読んで、早速見積もりを取ってみましょう!
まとめ
キッチン窓のリフォームについてがわかりました。
- キッチン窓は換気・採光・開放感・インテリアとしての役割がある
- 結露・防犯リスク・日差しの入り方・配管配線の位置・設置可能かどうか確認
- キッチン窓増設のリフォーム費用は最低30万必要
- キッチン窓をリフォームするなら一括見積をして専門家に見てもらう
キッチン窓はたしかに必要かもしれないな。
そうでしょ?
だから、リフォームしましょう!そうしましょう‼
わかったよ(笑)
まずは一括見積してみようか。
やったー!
匂いがこもる!光が入らなくて暗い!なんとなく狭く感じる!
から開放されるわ‼
そんなに嫌だったんだね…。
こうして我が家も、キッチン窓の増設リフォームが決定しました。
綿密な打合せをして、ようやく完成したキッチン窓は私好みのデザインです。
調理の時間が楽しくなり、自然と品数もアップしました。(最初のうちは)
みなさんも、心残りや不満があるなら思い切ってリフォームしてしまうのもアリだと思います。
キッチン窓のリフォームは、完成後のイメージを持つことが重要です。
わくわくしながら完成を心待ちにする日々も楽しい時間でした。
それくらい、私の中でキッチン窓のリフォームはやって良かったなぁと思うリフォームです。
毎日使う場所だからこそ、自分の納得のいく空間に近づけたいですよね!