みなさん、こんにちは。
この記事を読まれているあなたはこんな悩みをお持ちじゃないですか?
憧れのカウンターキッチンにリフォームしたい。デメリットを含めて、実際の使い勝手が知りたい。
この記事を読むことで、次のことがわかります。
そんな私は、
皆さん、こんにちは。
福子です。
福子38歳です。年下の旦那と12年前に結婚して、3人のママになりました。毎日家事が大変ですが、一級建築士事務所での経験を生かして、住まいのリフォームに関する便利な情報をお届けします。
福子さんの家ってカウンターキッチンだったよね?リフォームを考えてるんだけど、やっぱり使いやすい?
使いやすいですよ!うちはまだ肌男が小さくて目が離せないから、キッチンにいながら姿が見えるのはすごく助かってます。
それは良いね!カウンターキッチンに憧れてたんだけど、リフォームするとなると実際の使い勝手はどうなのか気になってね。
介護が必要な家族が暮らす家庭でも、家事をしながら姿が見えるのは安心できますよね。
私もリフォームの前には色々リサーチしていたので紹介しますね。まずは、使って良かったと思った方の理由から見てみましょう。
カウンターキッチンにリフォームして良かった理由4選
キッチンにいながら家族との団らんができる
わかる~!コンロの位置的にも部屋の隅っこだし、余計に寂しい感じがするのよね。
テレビを見ながら料理ができる
視界が広く開放感がある
料理の準備や片付けがしやすい
少しの事の様に聞こえますが、家事は毎日の事なので、少しでも楽に作業できるのは、とても大きいですよね。
リフォーム後キッチンの使い勝手が悪くなった理由4選!
キッチン周りの通路が狭くなった
例えば、次のような事があります。
- キッチン周りの通路が狭くなり、2人以上で作業ができない
- 収納スペースやゴミ箱を置くスペースが少なくなった
このように、元々のキッチンよりも狭くなってしまい、作業がしずらくなってしまう事があります。
臭いがリビングまで充満しやすい
壁付きタイプのキッチンは、部屋の隅にコンロなどがある為、調理中の臭いが広がりにくい設計になっています。
しかし、カウンターキッチンの場合は、リビングやダイニングと空間がほぼ同じになるので、臭いが全体に広がりやすくなってしまいます。
コンロの位置も、リビングから少し近くなるしね。IHだと気にならなさそうだけど。
どちらかというと、IHの方が臭いが広がりやすいんですよ!
手元が丸見えになる
開放感のあるカウンターキッチンですが、ダイニングやリビングから、キッチンの様子が丸見えになってしまうのが気になってしまう方もいます。
そんな時に急な来客があると、「流しを見られたらどうしよう」ってヒヤヒヤしてしちゃうわ。
その場合は、目隠し対策が必要になります。後ほどご紹介しますね。
油や水はねが気になる
洗い物の時とかも、結構水が飛んじゃうもんね。
次は、こういった使いづらくなってしまう問題を解決して、理想のカウンターキッチンにする為の対策法をご紹介します。
カウンターキッチンを使いやすくする4つの対策法
リフォーム費用も結構掛かるだろうし、後悔のないリフォームにする為にも対策は知っておかなきゃよね。
そうなんです。参考までに、カウンターキッチンにリフォームする際の費用を簡単に紹介しますね。
リフォーム費用は、約50万円~150万円程です。
- キッチン本体の価格と取り付け費用
- 既存のキッチンの撤去、処分費用
- 設備配管費用
- 壁や床材の貼り替えや補修費用
他にも、オプションの追加やレイアウトによって費用はピンキリです。
結構費用に幅があるのね。うちはキッチンの位置も変えたいと思ってるから、50万円では済まなさそうね。
お金を掛けたのに使いづらいキッチンになるのは絶対避けたいですよね!次は、使い勝手の良いキッチンにする為の対策を紹介します。
キッチンリフォームをする際の注意点や、費用を安く抑える方法が知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
事前に必要な通路幅をしっかり計算しておこう
リフォームした後に、「キッチン周りが狭くて作業がしにくい」なんて事にならない為には、事前にしっかりと必要な通路幅を計算しておく必要があります。
冷蔵庫や収納の引き出しなどを開けた場合のスペースや、キッチン周りを行き来する時の導線をイメージしてレイアウトを決めましょう。
キッチン周りの理想的な通路幅
- キッチンを女性1人がメインで使うなら、80~90㎝
- 大人2人以上で使うなら、最低100~125㎝
キッチン周りの幅を決める際には、ダイニングやリビングの広さをどの位にするかも一緒に考えましょう。
キッチン周りの収納リフォームについて詳しく書かれた、こちらの記事もおすすめです。
壁の素材を利用して臭い対策をしよう
壁のリフォームなら珪藻土や漆喰がおすすめ
「珪藻土」や「漆喰(しっくい)」は、臭いの元を吸収し、消臭・脱臭効果があります。
壁紙クロスは消臭効果があるものを選ぶ
予算的に壁のリフォームが厳しいという方におすすめです。
“腰壁”で手元の目隠しを作れる
キッチンに設置する腰壁(こしかべ)とは、人の腰の高さ位を目安に板材で作られた壁の事を言います。
キッチン本体を囲うように設置する事によって、キッチン内の作業中の手元を隠す事ができます。
油や水ハネの防止になったり、調理道具を置くスペースにもなるので、とても便利です。
腰壁の種類
腰壁の高さは4タイプあります。
- フラット…キッチンスペースをコンパクトにできる
- ローステップ…配膳や小物などのインテリアを置くスペースにできる
- スマートステップ…作業中の手元を隠せる高さで、油や水ハネを防げる
- ハイステップ…調理台が見えない高さで、カウンターの中に水切り棚などを作る事もできる
ハイステップなら、洗い物が溜まっていても安心ですね。
油や水ハネは”油ガード”で防げる
油はねガードには、3タイプあります。
- 視界が広い低めのタイプ
- 水や油はねを防ぐ背の高いタイプ
- コンロの前部分を完全に覆う全面タイプ
自分で後付けできるものもありますが、落下する危険性があるので、業者にしっかり固定して付けてもらうのがおすすめです。
まとめ
カウンターキッチンの実際の使い勝手についてお話しました。
カウンターキッチンにして良かった理由
- 家族とのコミュニケーションが取りやすい
- キッチンで作業をしながらテレビを見られる
- 視界が広がるので開放感がある
- 料理の配膳がしやすい
カウンターキッチンにして後悔した理由
- キッチンが狭くなった
- 臭いが充満しやすい
- リビングからキッチン内が丸見えになる
- 油や水ハネが気になる
使い勝手の良いカウンターキッチンにする為には、実際にキッチンを使う時のイメージを具体的にして、レイアウトを決める事が大切です。
カウンターキッチンへの憧れやイメージだけで色々決めちゃうと、後から後悔する事もあるんだってよくわかったわ。
そうですね。理想と現実の中間取りが大変だと思いますが、納得のいくリフォームにできると良いですね。